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スーパーリーグの構想
2016/10/11(Tue)
お久しぶりです。笑
思いついたらこうやってたまに更新出来たらなと思います。

かなり遅くなったんですが、先月9/20バレーボールの新リーグ『スーパーリーグ』の構想が発表されました。
バスケットの新リーグBリーグの開幕戦の二日前。
色々と勘ぐる所もありますが、少しずつ書いていきたいと思います。

まず現状のバレーボールのトップリーグについて。
V・リーグ(Vリーグ機構が管轄)と呼ばれる男女全46チームからなるトップリーグがあり、
V・プレミアリーグ(上位男女各8チーム)
V・チャレンジリーグⅠ
V・チャレンジリーグⅡ
の3部リーグとなっています。
集まるチームのほとんどが、一つの企業が持っている企業チーム(実業団チーム)。
中にはクラブチームとして運営しているチームもあり、プレミアのクラブチームではバレーボールの成績に応じて給与を支払えているチームが多く、チャレンジのクラブチームでは、選手が別々の仕事をして練習の時に集まるといったチームも多いようです。

ただ複雑な点、言い換えればバレー特有な点は色々とあります。
例えば、上記のように実業団がリーグのほとんどを占めているにもかかわらず、実業団リーグというものが別であること。ただ、以前のバスケットとは違い、実業団リーグをトップリーグというカテゴリーには置いておらず、JVA(日本バレーボール協会)の管轄にはありますが、企業の福利厚生の一環として持っており、V・リーグに上がろうというチームやそこにライバル視をするようなチームはほとんどいないと言えます。
そして、実業団がV・リーグのほとんどを占めていますが、企業の社員として終日働いているという選手はプレミアのチームではほとんどなく、バレーボール活動のみで給与を得ています。チャレンジのチームやプレミアの一部のチームはフルタイム、もしくは午前中だけ勤務を行いその後練習、週何日練習といったチームもあるようです。プレミアの仕事をしていないチームになれば「それはプロなんじゃないか?」と思われるかもしれませんが、選手の多くは企業の社員として選手活動を行っているため、引退後その選手達はその企業の社員として会社に入り『社業に専念』という形でセカンドキャリアを考えることなく働けるチームがほとんどという実態があります。ただ、選手によって、チームによってはプロ契約として、退部後その母体企業には残れないとしている場合もあるようです。

大まかに良い点、悪い点をあげるなら

良い点
・大企業(トヨタ、パナソニック、日立サントリー、久光製薬、JTなど)がチームを経営していることが多い。
大企業によるリーグの協賛金を得ることが容易である。
・V・リーグ機構も数百人を超える選手達のセカンドキャリアを特段考えなくても、社業に戻れるチームが多い。
・選手としても、引退後余程な事がない限り将来企業の社員として働くことが出来る

悪い点
・一つの企業によるチーム経営により不況の煽りなどで経営が傾くとチームの存亡が危ぶまれる
・企業の選手という重きが大きいため、バレーボール発展のための活動というよりは企業にメリットがあるかないかで、選手のマネジメントを行うことが多い。
・上位リーグのチームに行く程、バレーボーラーとして恵まれた環境にはなるが、引退後も安泰といった選手が多く、競技力衰退、選手人口の減少などに興味が薄れ、自分の身に国内の競技力向上が関係するという感覚が弱い
といったことがある。

現状の話で長くなってしまいましたが、今回のスーパーリーグの構想で『プロ化』という言葉が出ています。しかしこれは、特に選手のプロ化(給与を上げて社員契約をしない)ということではなく、各チームが一つの企業による実業団チームではなく、独立法人を設けての運営を行うことにあり、選手はその法人の第一出資会社の社員であっても良いとのことをうたっているということは、リーグのプロ化・チーム運営のプロ化ということになると思います。
V機構の基本的な狙いは現状のプレミアチームと希望するチャレンジチームが独立法人を立てて、母体はそのままにスポンサーを集めてもらってチーム運営そしてリーグ運営をしてもらいたいということにあるんじゃないかと。
企業に取って広告としてのメリットが出来るような配慮として、チーム名に地域名は入れなければならないが、企業名も入れて良いということになっています。
理想は男女各12チームでのリーグ戦をホーム&アウェイ方式でやるということですが、現状のVリーグも存続をするとも書かれています。
この辺が少し疑問が残るんですが、結局同じ時期にスーパー・プレミア・チャレンジⅠ・Ⅱと4つのリーグを行うことになるということになります。そうすると、この構想の一つの理由である、「体育館の確保が難しいためリーグの編成を行っている」ということが少しおかしいようにも思われるのです。おそらく、プロ化してのホーム&アウェイになると占有利用出来る体育館をチームが持つ必要があるため、確保に困らなくなるという考えだとは思いますが、リーグ数・試合数が増えると問題の解決にはならない可能性もあるんじゃないかと。

ここまで現状から今後どういう構想なのかという所を大まかに紹介しましたが、9/20発表で11月までにチームにプロ化の意向をヒアリングするというスパンの短さには色々な背景・焦りを感じます。
一つは数年前にプロ化した韓国が競技力向上によって、男女共に日本と大きく力の差がついてしまったこと。逆を言えば、プロ化することで競技力が向上するという例が出来たとも言えるのではないでしょうか。
そしてもう一つはBリーグが開幕するまでに、バレーも遅れをとっていないよということを示したかったんだろうということ。
バスケットはトップリーグが完全に二分化(実業団リーグとプロリーグ)しており、また協会自体も二分化していることが原因でFIBAから外的圧力(オリンピックの出場権を失う)がかかり、否応なしにプロ化(もしくは一本化)しなければいけない状況となりました。今後成功するかは、協会の、チームの、選手の、そしてファンのバスケットに対する姿勢でどうとでもなるとは思います。
ただバレーもVリーグとスーパーリーグの二分化で外的圧力がかかるんじゃないかという心配はないと思われます。協会の分裂ではなく、同じ機構でのリーグ編成、そしてスーパーリーグがトップリーグという位置付けになるということが理由としてあげられます。

ここまでつらつらと書いてきましたが、個人的な意見としては二つ。
『バレーボールの国内競技力を高めるならばプロ化はするべき』
『この構想を推進しようと関わってない人、マスコミが今更遅いだの、ただ焦っているだけだの、あれこれ理由をつけて無理だの言うべきではないんじゃないか』
という二点です。

問題点というか、今までとの変更点はかなりあります。

ファンにとって、現行のリーグであれば一つの会場に行けば最低でも2試合はやっているが、今後ホーム&アウェイになれば一つの会場で1試合となります。
海外では当たり前で、むしろでなんで二試合もやってるんだ?そんな観るやついるか?な反応らしいですが、同じチケット代(もしくは今後高くなる可能性もある)で1試合しか観れなくなる。そしてホーム&アウェイとなると今までのような地方安行もなくなり、チームを持っている県でしかトップリーグの試合を観ることが難しくなる可能性があります。
今までの試合数になれているファンやトップリーグの試合を観る機会が減る地方民がどういう風に反応し、それが競技人口の減少につながらないか。

また企業として、給与を上げるようになるならば、社員として契約するチームがどれだけあるのか、もし社業に戻れないようになるチームが多くなればセカンドキャリアの対策はどうするのか。これはチームとしても機構としても選手としても動かなければいけないことになると思います。

そうなれば選手としては、今のリーグで満足をしている選手が全員が全員スーパーリーグに流れるかも疑問です。チームがプロ化を宣言しても、将来の保証がないならチームを代えるという選手もいるだろうなと。実際ここがバレーボールの良い所でもあるし、発展を妨げている所でもあると思います。終身雇用はいいんですが、やはり選手は引退や戦力外を受けてもそのまま職には困らないため、ハングリーさに欠けるということが浮き彫りにはなってくるなと。
企業も自分達にメリットが少ないことにお金をかけてくれるのか。そして、チームをプロ化するということは、それだけバレーボールの運営に精通した人、新しいアイデア、メディア戦術、今までと違い社員ではなく集客としての観客の動員が必要になる。これはかなりの負担になるし、失敗すればその損失は計り知れないものになると思います。現在では、その大会を開催する県のバレーボール協会が基本的な運営を行っています。そのため、また開催をしたければ動員数を増やさなければいけない。ただそれは、お金を落としてくれない、ホームチームの社員や地域の子ども達の招待などでまかなって動員数が多いようにみせてもチケット代は企業が負担しチケット収入は機構に入りリーグ運営に使われる。今後はチケット収入を資金にし、それはチームに基本的に入るようになってチーム運営に使われるようになるんだと思います。

そして機構もいくつかのチームが賛同し、いくつかのチームが残るというリーグの乱立となった時、その管理を出来るのか。全日本選手がVリーグとスーパーリーグに半々となった場合、どちらもメディアに取り上げてもらえるようしたり、大企業組がスーパーリーグに流れた場合、そのVリーグの方の資金繰りは果たしてうまくいくのか。
またお金のあるチームに選手が偏るようなことがおこることがないよう、選手のポイント制やドラフト制などを考慮するのか。放映権料を充分に払ってくれるメディアを獲得できるのか。

素人が考えてもこれだけの問題があります。
ただ『だから無理』と言いたいわけではありません。
選手、チーム、機構、メディア、そしてファンの全ての人達が、日本のバレーボール界の発展、強化、活性化を望み、かなりの努力と支援をしなければ実現が難しいということです。
自分が良ければいいと思っていては、どうして自分達が損をしなきゃいけないのかと不満だらけになってしまい、バレーボールの発展どころか、この構想自体も確実に進みません
バレーを観る者、する者全員が努力と支援を惜しまずにやらなければいけないということになる。
そしてバレーボールのトップリーグの在り方、観戦の仕方(地域一体型がメインとなることなど)を皆が考えを改めなければいけないということになります。

もしバレーが各地方に1チーム以上あるようになり、地域の人が応援をしてくれて試合を観に行き、勝った負けたで一喜一憂をし、選手が積極的に地域の人達と交流を持って、子ども達の指導にも協力をし、全日本選手をしっかりとしたステータスと把握して本気でそこを目指し、それに憧れる子ども達が増える。
こういう理想を目指していると思うし、目指さないといけないと思います。
選手、チームも今後の日本バレーのことを考え、ファンも現状の不満と改革の不満を言うだけじゃなく、バレーボールが面白いコンテンツになることを望み、協会と機構が自分達の私利私欲を除いて動いていく。
協会と機構の人事をみても、少しずつ変わろうと、灰汁を排除しようとしているのはなんとなくわかります。
それに対してメディアがもう遅いだの二番煎じだの窮地に立っているだの、どうしてそういう風にしか書けないのか。最後、『明るい日本バレーのために構想の推進を期待したい』ぐらい書いて結べばいいじゃないかとすごい思います。批判することが正義とされることに甚だ疑問を抱くし、今までの経緯でまたどうせダメだろうとわざわざ言う必要はないんじゃないかと。

バスケのように試合前後で、少しファンキーなコンテンツ(クラブっぽい演出や、DJやダンス)が許容されるようなファン層が今のバレーファンは少数派かとは思います。そういったモノが楽しいと思うような新規のファン層を取り込みながら現状のファンも大事にするような面白いコンテンツを生む力が必要だと感じるし、バレーらしい新しいコンテンツが出来ることを期待したいと思います。

ただ二点だけ。
焦りということで、先に書きましたが上記の理由と改革を推進するには早めのチームの意思確認をしたいのはわかります。ただ、大企業が多いバレーチームに数ヶ月で独立法人を建てる決断を迫るのは難しいのではないか。チームの意思ではなく、会社の理解が必要になるためこの期限の延長、そして機構や協会から会社側への説明やロビー活動を十分に行って欲しい。
そして、スーパーリーグもV・スーパーリーグのようにバレーファン以外からもわかるようにVの冠は取らない方がいいんじゃないかと。

長くなって言いたいことが散ってしまった感もありますが、バレーボールがまた強くなるために皆が意識改革をして今回の構想を実現してもらいたいということです。
バレーボールに携わる人達が、『バレーボールのために自分が出来ることを考え行動にうつす』そこまで意識改革をしなければ現状の競技力向上は難しいようにも思います。
選手はもちろん、それはチームや企業、協会についても言えことです。

これは個人的な考えですが、各チームへの助っ人外国人を廃止し、協会が一つ独立法人を作り、全国からスポンサーを募って6人の外国人選手を呼びチームを作ってもらいたいなと思います。その他の8人は大学生等から選抜をし、練習参加や一緒に試合をすることで刺激と技術を学び(インターンとしてならお金もそんなにかからないだろうし)、外国人チームはホームを持たず、外国人チームと試合をする場合は地方安行を行って地方でも世界で活躍する選手と日本人が戦う試合を観戦出来るようにする。
そうすれば外国人との試合も可能だし、オポジットのように外国人に頼って日本人選手の層が薄いということにはならないのではないかなと。まぁこれは夢の話ではあるけれど…

いつものように長々と失礼しました。
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